厚生年金の適用拡大へ 企業規模要件撤廃
厚生労働省は、短時間で働くパートなどの厚生年金への加入をめぐり、現在100人超(10月から50人超)としている企業規模要件を撤廃する方針を固めました。非正規社員の低年金問題に対応するためとしています。
ただ厚生年金保険料は労使折半のため、中小企業に新たに負担が生じるとして、同省の検討会では国からの支援を求める声が上がっています。
また、5人以上の個人事業所の非適用業種も撤廃し、個人営業の飲食業などにも厚生年金を適用させる見通しです。
政府はこうした方針を6月にまとめる「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に盛り込む考えです。