高額療養費制度 自己負担上限額引上げへ
現役世代の保険料負担を軽減させるため、高額療養費制度を見直して2025年8月から自己負担上限額を引き上げることが決まりました。現行5段階ある所得区分の全てで自己負担上限額が上がります。
ただし、長期的に治療を続ける患者は現在の上限額を据え置くとしています。具体的には例えばがん患者が直近12ヵ月の間に3回以上この制度を利用すると、4回目からは負担が減る「多数回該当」の上限額は今のまま据え置かれます。
また、2027年8月までに所得区分を13段階に細分化し、高所得になるほど上限額が高くなるように再度設計する予定です。